農薬には雑草・病害虫に抵抗性を持たせないために、 RAC コード という考え方があります。

RACコードには、殺虫剤の分類 [IRAC] , 殺菌剤の分類 [FRAC] , 除草剤の分類 [HRAC] があり、同じRACコードの農薬を続けて使用しないことが推奨されています。

＞RACコードについての詳細はこちら

アグリハブではその RACコードに対応した機能があり、簡単に農薬のローテーション管理を行うことができます。

特に設定の必要はなく、通常の散布管理機能をご利用いただくことで、自動でガイドが表示されます。

＞散布管理の方法はこちら

RACコード表記の説明

①について

農薬がどの RAC コードに分類されているかが表示されます。

STゼンターリ顆粒水和剤は、IRAC の 11A に分類が行われていることがわかります。

また、右側に表示されている手のマークは、RACコードの考え方に基づき、使用が推奨されない場合に表示されます。

上画像の場合は、ミニトマトに使われた農薬の成分、直近6種類の中に 11A が含まれているために、使用を推奨しない、という意味で表示されています。

* アグリハブで表示しているRACコードの表記方法は、JCPA農薬工業会 が提供している「RACコード検索表.xls」と同じ表記方法を採用しています。

②について

①で手のマークが表示されている場合に、その判断根拠となる過去の使用履歴を表示しています。

* ①に手のマークが表示されていない場合は表示されません。

今回の場合は、直近で使った農薬6成分の中で、3回 11Aが使われていたことがわかります。